耳鳴りを和らげるために、実は「コメカミ」を緩めることがとても大切です。コメカミは、自律神経が緊張しているときに、真っ先に固くなりやすい場所。しかも耳のすぐそばにあるため、コメカミが緊張すると、まるで耳を締めつけるような状態になります。
このため、コメカミの緊張が強くなると、耳鳴りも強くなりやすいのです。逆に言えば、コメカミがゆるめば、耳鳴りも穏やかになっていく。実際、当院の施術でも、耳鳴りの方にはコメカミへのアプローチを欠かしません。ただし、自分の手でほぐすのは少し難しい部位でもあります。そこでおすすめしたいのが――「アイピロー」で目元をじんわり温めるケアです。
コメカミを構成している頭蓋骨(蝶形骨や側頭骨)は、目の周りの骨とも連動しているため、目のまわりを温めることで、コメカミ全体が
ゆるみやすくなるのです。さらに、コメカミは自律神経の最高中枢である視床下部や大脳辺縁系とも密接に関係しているため、温めるだけで、心身の緊張全体がほぐれやすくなります。
「アイピロー=眼精疲労」というイメージがあるでしょうが、実は耳鳴りと自律神経の改善にもつながっています。「目だけではなく、体全体を深いところから緩めてくれる」。アイピローの気持ち良さには、そんな深い理由があります。ぜひ、耳鳴りのセルフケアに取り入れてみてください。
【改善の流れ】
アイピローで目元を温める
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目のまわりからコメカミにかけて、じんわり緩む
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耳まわりや自律神経の緊張がほぐれていく
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耳鳴りが穏やかになっていく
【おすすめのアイピロー】
アイピローには、大きく分けて「使い捨てタイプ」と「繰り返し使えるタイプ」の2種類があります。それぞれに特徴があり、使うシーンや好みに応じて選べます。
・使い捨てタイプ(例:めぐりズムなど)
開封するとすぐに温まり、蒸気でじんわり目元を包み込んでくれるタイプです。衛生的で手軽に使えるのが大きな魅力。忙しい日や外出先でも、気軽にセルフケアを取り入れたい方におすすめです。
・繰り返し使えるタイプ(例:小豆・さくらんぼの種などを使用したもの)
電子レンジで温めて繰り返し使える、環境にもやさしいタイプです。素材によって温熱感が変わります。自宅でじっくりセルフケアしたい方にぴったりです。当院では、「チェリーピロー(さくらんぼの種入りのアイピロー)」を使用しています。サクランボの種は中が空洞になっており、熱がゆっくりと放射されて、やさしい温かさが持続します。
どちらも、目のまわりを温めることでコメカミがゆるみ、耳鳴りや自律神経にまで良い影響を与えてくれます。ご自身の生活スタイルに合ったものを、無理なく選んでみてください。
【コツ】
・目の疲れを感じたときだけでなく、耳鳴りが強いときや緊張が抜けないときにも使ってみましょう。
・就寝前に温めると、コメカミがゆるみ、自律神経も落ち着いて、深く眠りやすくなります
・毎日続けることで、少しずつリラックスを深められるようになります。
・片頭痛の時は、温めずに冷やした方が楽になる場合が多いです。
